先週の10月6日・7日にシックス・アパート主催のMTDDC2017とMT7ハンズオンに参加してきました。
今回のMTDDCは、来年リリースされるMT7のお披露目イベントでした。
どんな形でアップデートされるのか楽しみにしていたイベントだったので参加できて良かったです。
MT7ハンズオンでは、具体的な例を用いての新規の体験できるハンズオンでした。
正式リリースまでに変わる部分は多いですが、いち早く体験して感触を掴めたので勉強になりました。
ブログベースだったCMSがコンテンツベースに変わった
いままでは、ウェブサイト・ブログという形で作られていたので、
どんなデータを登録するにしても、かならず記事・ページという枠組みでコンテンツを管理していました。
MT7では目的に合ったコンテンツを管理できるようにするために、コンテンツタイプという考え方が導入されています。
コンテンツタイプでは、必要なフィールドや目的にあったコンテンツを自由に設計することができるようです。
本来あるべき姿のCMS(Chotto Muzukashii Systemではない)に進化したようですね。(違)
ウェブサイトとブログがサイトという名前に変わった
MTと言えばウェブサイトとブログという固有名詞が有名ですが、
MT7からはウェブサイトやブログは固有名詞ではなくなり、Siteという形で名前が変わるようです。
- ウェブサイト → 親Site
- ブログ → 子Site
mt:Siteという形でタグが用意されるようです。
mt:Blogやmt:Websiteは、引き続き利用できるようですが将来無くなる可能性があるようです。
ダッシュボードは刷新
MT5からMT6のダッシュボードではそこまで大きく刷新されませんでしたが、
MT7では全体のデザインから細かいパーツまで、すべて変わっていました。
早速ローカルにMT7のアルファ版を入れてじっくり触ってみようと試みたのですが、
Perlのモジュールが足りなかったらしく、イベント中のネット回線ではインストール出来ず・・・・
帰りの電車でインストールして次の日のハンズオンの間触ってみました。
Movable Type BETA
のページからインストールが可能です。
ダッシュボードを操作してみて慣れない部分はありましたが、
再構築のアニメーションが心地いい気分になれました。
3時間以上の再構築や旧アニメーションを見すぎていたのも大きいですが、
見た目の印象は早く感じました。(単純にコンテンツないからですけど。笑)
求めていた識別子
MT7からは、IDとは違う識別子が搭載されています。
IDとは違い変化しない識別子になります。
MTのIDは記事やページのIDなど、作成された順番でID順が決まってしまいます。
今まで案件でID周りで苦労してアンチパターンな設計したこともあったので、この識別子はありがたいです。
変化しない識別子になるので、インポートしても変わらないため記事固有処理などの実装なども今後は安心して使えそうです。
個人的には、テンプレートにも識別子がほしかったりしています。
コンテンツタイプという新しい仕組み
コンテンツタイプの新しい仕組みでは、従来の情報構造変わってしまうので、
いままで設計していた人は入りにくい部分もあるかもしれません。
例えばメインビジュアル用ブログみたいな画像だけを管理するコンテンツがあったとして、
従来のブログベースの記事管理で行うと、かならず作成したときに本文やタグなどデフォルトのフィールドが出来てしまいます。
コンテンツタイプの仕組みになると、管理するコンテンツを自分で作ることができます。
1ブログで1コンテンツ管理(メインビジュアル管理)からサイト1で複数のコンテンツを管理することができます。
コンテンツタイプ用テンプレートが追加
ハンズオンで知りましたが、コンテンツタイプ用のテンプレートが追加されていました。
用途的にはコンテンツタイプでのページやコンテンツを管理するものになるかと思いますが、
用途がイマイチ把握できていないので、もう少しいじってみていこうと思いました。
正式リリースは?
正式リリースは来年の4月のようです。
まだまだリリースまでに機能が追加されたりダッシュボードの調整がされていくようですが、正式リリースが楽しみですね。
今後のMT設計についても変わっていくことが予想されるので、
どのように設計していけば良いか・MT6でガシガシ拡張していた案件をどのようにアップデートしていくかを考えていく必要はありそうですね。